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この報告書は、「高齢者の社会参加を促進する健康づくり教室事業」という名称で、平成19年度から平成20年度までの二年間にわたって行われた助成事業について、その目的と達成した成果、そして今後の活動ビジョンを明らかにして提出するものです。 はじめに、この度の助成を頂いた独立行政法人福祉医療機構に対し、ここであらためてお礼を申し上げるとともに、この二年間の助成事業が北海道の今後の地域福祉の一端に、新しい機運をもたらしたことについて、あかるいご報告をしたいと思います。
 私たちNPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリーは、北海道教育大学釧路校の教員と学生、そして大学周辺の地域住民が中心となって平成17年9月に設立された団体です。その前身は、大学の体育館で平成16年11月からはじまった学生達の地域ボランティア活動にありました。その特徴は、若い学生達のエネルギーあふれる自由で明るい活動を地域の高齢者の経験と優しさそして寛容が後押しして、そこに大学の研究成果が加わるという新しい形の「地域」を舞台にしためぐり会いにありました。そして、このめぐり会いから一つのユニークな運動プログラム「ふまねっと運動」が誕生し、本事業の「高齢者の社会参加を促進する健康づくり教室事業」が実現したといえます。
 北海道教育大学釧路校の身体スポーツ文化研究室で発明され、現在、同大学の地域教育開発専攻地域教育分野研究室と当法人が共同で研究開発を行っているこの「ふまねっと運動」は、高齢者の歩行機能を改善するだけでなく認知症を予防する効果が期待できる新しい運動プログラムです。それだけではなく、この運動プログラムは身体に負担がかからず、ゆっくりとした運動のため、高齢者がその指導者となって活躍することが可能です。これによって、高齢者が地域住民の健康づくりや介護予防の指導者となって社会参加することが可能となるのです。 本事業が目標とする、「高齢者が地域において健康教室の指導者となって健康づくり活動を運営していく」というのは、もともとそう簡単な事業ではありません。これまでの4年間、当法人でもさまざまな困難や方針転換、あるいは苦い経験をして参りました。しかしながら、今日ようやくその目標に手が届くようになったといえるのは、平成21年3月末日時点において、北海道内でこのふまねっと運動を指導することができる「ふまねっとサポーター」が350人を越えて元気に活躍中であるからです。
 この「ふまねっとサポーター」の皆さんは、今後の北海道の高齢化と少子化に直面した過疎地において、高齢者が地域福祉活動の担い手として活躍していくはじめの道を作ったと考えてよいでしょう。今回の助成事業がこれを実現したといえます。私たちは、今後はさらに、このふまねっとサポーターが地域福祉活動を「エンジョイ」することができるように支援を続けて参りたいと考えております。 平成21年3月21日
NPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリー代表 北 澤 一 利 報告書の全文は、こちらからダウンロードしてください |